新生活のプレッシャーでお腹がギュルギュル…ストレスと深く関係する過敏性腸症候群(IBS)
「通勤電車に乗ると急にお腹がキリキリ痛くなって下痢をする」「大事な会議やイベントの前に、お腹がギュルギュル鳴り出してトイレに駆け込まないと不安…」 こうした、精神的なストレスやプレッシャー、緊張が引き金となって起こる激しい腹痛や下痢は、大腸の機能の異常である「過敏性腸症候群(IBS)」の典型的な症状です。
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なぜストレスでお腹がギュルギュル鳴り、下痢になるのか?
人間の脳と腸は、「脳腸相関(のうちょうそうかん)」という仕組みで、自律神経の太いネットワークを介して互いにリアルタイムで強い影響を及ぼし合っています。
ストレス信号がダイレクトに大腸へ届く
脳が不安やプレッシャー(ストレス)を感じると、その信号が自律神経を通じて一瞬で大腸に伝わります。大腸の神経が「知覚過敏」のような状態になり、腸管がギュルギュル、キリキリと異常に過剰収縮(痙攣)を始めます。
腸の過剰な動きで水分が吸収されない
腸の動きが早すぎるため、通常なら時間をかけて大腸で吸収されるはずの便の水分がそのまま残り、突然の激しい水下痢や軟便となって排出されてしまうのです。これが、ストレスが引き起こす下痢や腹痛の具体的な原因(メカニズム)です。
突然の激しい腹痛・下痢に襲われた時の「即効対処法」
外出先や電車内などで急にお腹を下したときの、その場でできる下痢腹痛の対処法です。
衣服を緩めて、お腹を物理的に温める
ベルトやズボンのボタンを外して腹圧を下げ、楽な体勢をとります。手やカイロでお腹(へその周り)を温めると、腸の異常な痙攣がリラックスし、キリキリした痛みが一時的に和らぎます。
ツボ(合谷・足三里)を押してみる
手の親指と人差し指の付け根の間にある「合谷(ごうこく)」や、膝のお皿のすぐ下外側にある「足三里(あしさんり)」というツボは、自律神経の興奮を鎮め、急な腹痛や下痢の不快感を和らげる効果があると言われています。
水分補給は「下痢を出し切ったあと」に
下痢が続いている最中に水分をガブ飲みすると腸が刺激されてさらに下痢を誘発します。下痢を出し切り、少し落ち着いたタイミングで、常温の経口補水液や白湯をスプーン1杯ずつこまめに飲むようにしてください。
過敏性腸症候群(IBS)の日常の食事と治療
日常の食事としては、腸内で発酵しやすくガスを発生させやすい食べ物(高FODMAP食:特定の乳製品、小麦、豆類など)を一時的に控え、お粥や白身魚などの消化に良いものにする「食事療法」が効果的です。また、当院では過敏性腸症候群に対し、腸の動きを正常にコントロールするお薬の処方や、乳酸菌をはじめとする整腸剤を組み合わせ、患者さんの日常生活が不安なく送れるよう徹底的な治療プランを提供します。
ただし、自己判断で「ただのストレス性」と思い込んでいると、背景に潰瘍性大腸炎や大腸がんなどの重い病気が隠れていることを見落とす恐れがあります。一度は当院で、苦痛のない大腸カメラ検査を受け、大腸の粘膜そのものに異常がないか確認しておくことが絶対的な安心に繋がります。
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田園調布での血便相談・大腸内視鏡検査は当院へ
「便に血が混じることがあって不安」「ただのストレス性下痢なのか原因をはっきりさせて安心したい」という方は、田園調布ステーションクリニックにご相談ください。 当院では、大腸全体の粘膜を直接、高精度に観察できる「大腸カメラ(大腸内視鏡)検査」を田園調布駅前にて実施しています。「お腹の検査は恥ずかしい、痛そうで怖い」という方のために、プライバシーに配慮し、鎮静剤(静脈麻酔)を使用して眠っているような状態で受けられる苦痛の少ない検査体制を整えています。経験豊富な消化器外科専門医にお気軽にご相談ください。
FAQ よくある質問
はい、非常によくあります。腸管がストレスで細く強く痙攣(収縮)しているため、その狭い隙間を通って便が押し出されることで、「うんこが細い」「鉛筆のような細い便が出る」という症状が起こります。ただし、大腸がんの腫瘍によって物理的に便の通り道が狭くなっているケースとの見極めが極めて重要なため、便が細い状態が何週間も続く場合は必ず大腸内視鏡検査を行ってください。
一時的な応急処置としては有効ですが、毎日常用するのは避けてください。下痢を無理に薬で止め続けると、便秘になって次にお腹が張る原因になったり、根本的な原因である自律神経の治療を遅らせたりすることになります。頻繁に下痢と腹痛を繰り返す場合は、受診をして根本的な処方を受けてください。
この記事の監修医師

田園調布ステーションクリニック
院長 鈴木 直人
- 昭和大学医学部 卒業
- 日本消化器外科学会 専門医・指導医

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