【医師監修】病院の検査で異常なし!?胃もたれやみぞおちの痛みが続く「機能性ディスペプシア」を解説

病院の検査で異常なし!?胃もたれやみぞおちの痛みが続く「機能性ディスペプシア」を解説

「いつも胃が痛いから病院で胃カメラ検査をしたのに、『どこも異常ありません、綺麗です』と言われた」「それなのに相変わらず胃もたれやむかつきが治らない…」 そんな割り切れないつらい症状にお悩みなら、それは「機能性ディスペプシア(FD)」という現代病かもしれません。近年、胃の不調で病院を訪れる人の多くにこの病態が見つかっています。
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胃もたれやみぞおちの痛みが続く

機能性ディスペプシア(FD)とは?胃の動きのSOS

機能性ディスペプシアとは、胃がんや胃潰瘍といった「目に見える形(構造上の異常)」がないにもかかわらず、胃の「働き(機能)」が著しく低下してしまう病気です。

胃が広がらない(適応性弛緩の障害)

正常な胃は、食べ物が入ってくると風船のようにふわっと広がって、食べたものを一時的に溜め込みます。しかし、自律神経の乱れやストレスが重なると胃がうまく広がらず、少し食べただけで「もうお腹がパンパンで苦しい」「胃が詰まって気持ち悪い」という早期膨満感を起こします。

胃が動かない(胃排出能の低下)

胃の動き(蠕動運動)が鈍くなるため、食べたものがいつまでも胃の中に残り、食後何時間も激しい胃もたれや胃のむかつき、気持ち悪いのに吐けないといった症状が続きます。

胃の知覚過敏

通常なら何とも感じないわずかな胃酸の刺激や食べ物の重みに対して、胃の神経が過剰に反応してしまい、みぞおちのあたりがじりじりと焼けるように痛む(心窩部灼熱感)ことがあります。

胃が痛い時・胃が荒れている時の「正しい対処法」と食べ物

胃が痛いときの対処法として、日常の食事(胃に優しい食べ物)選びが最も重要です。

胃が痛い時に「食べるべき」おすすめの食べ物

お粥や柔らかく煮込んだうどんは基本ですが、タンパク質を補給するなら豆腐、白身魚、鶏のささみ、すりおろしリンゴが消化に優れており、傷ついた胃の粘膜の修復を助けます。

胃が痛い時に「避けるべき」食べ物・飲み物

脂肪分の多いお肉やラーメン、揚げ物は胃での滞留時間が非常に長く、胃もたれを限界まで悪化させます。また、お腹に良さそうなヨーグルトも、冷たい状態で一気に食べると胃の血流を下げて痛みを誘発することがあります。コーヒー(カフェイン)やアルコール、炭酸水も胃酸の分泌を過剰にするため厳禁です。胃酸過多を和らげようと水を飲むのは良いですが、キンキンに冷えた水ではなく、必ず常温の水か白湯にしてください。

当院の機能性ディスペプシア(FD)のアプローチ

機能性ディスペプシアは、「気のせい」や「気の持ちよう」ではありません。医学的なメカニズムが存在する立派な疾患です。他院で胃粘膜を保護する一般的な胃薬(レバミピドなど)を処方されて「全然効かない、治らない」と絶望している場合でも、当院では胃の動く機能を高める薬や、自律神経のバランスを整える処方、漢方薬などを組み合わせ、オーダーメイドで根本改善を目指します。 もちろん、背景に本当に胃がんやピロリ菌感染、胃潰瘍などの「物理的な病気」がないか、痛みの少ない、眠っている間の胃カメラで100%確認した上で、確実な診断と治療を行います。

機能性ディスペプシア

田園調布での慢性胃痛相談・内視鏡検査は当院へ

「原因不明の胃の痛みが続いて不安」「胃だけでなく腸の調子もスッキリさせて安心したい」という方は、田園調布ステーションクリニックにご相談ください。
当院では、胃や大腸全体の粘膜を直接、高精度に観察できる「内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)検査」を田園調布駅前にて実施しています。「お腹の検査は恥ずかしい、痛そうで怖い」という方のために、プライバシーに配慮し、鎮静剤(静脈麻酔)を使用して眠っているような状態で受けられる苦痛の少ない検査体制を整えています。経験豊富な消化器外科専門医にお気軽にご相談ください。

  • 豊富な臨床経験
  • 正確で迅速な診断
  • 苦痛を抑えた検査
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眠っている間に終わる胃カメラ

FAQ

Q
胃が痛くて苦しいとき、お腹を温めるのは効果がありますか?
A

はい、非常に効果的です。ストレスや冷えで胃が痛いとき、衣服を緩めて使い捨てカイロなどでみぞおちのあたりを温めると、胃腸の血管が広がって血流が良くなり、胃の過剰な痙攣や痛みがスーッと和らぎます。

Q
機能性ディスペプシアになると、下痢を伴うこともありますか?
A

はい、よく見られます。機能性ディスペプシアの原因である「自律神経の乱れ」は、大腸の動きにもダイレクトに影響します。そのため、胃もたれと同時に、お腹がキリキリ痛んで下痢を繰り返す「過敏性腸症候群(IBS)」を併発している患者さんは非常に多いです。当院では胃と大腸の両方のトータルケアが可能です。
→「過敏性腸症候群の症状・検査・治療」はこちら

この記事の監修医師

田園調布ステーションクリニック 
院長 鈴木 直人

  • 昭和大学医学部 卒業
  • 日本消化器外科学会 専門医・指導医

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