下痢と便秘を繰り返すのはなぜ?過敏性腸症候群(IBS)のチェックと大腸検査
下痢と便秘を繰り返す主な原因として、精神的なストレスや自律神経の乱れによって腸が過敏になる「過敏性腸症候群(IBS)」が挙げられます。また、お腹が張る・ガスが溜まるといった症状を伴うことも特徴です。ただし、腸に炎症が起きる潰瘍性大腸炎や、大腸がんによって腸の通り道が狭くなっている場合も全く同じ症状が出るため、自己判断せず消化器内科で大腸カメラ検査を受けることが大切です。

なぜ?下痢と便秘を交互に繰り返すメカニズム
「数日間、頑固な便秘が続いたかと思えば、急に激しい下痢に襲われる…」このようなお腹のトラブルに悩まされていませんか? 本来、大腸は一定のリズムで伸び縮み(ぜん動運動)をして便を運び、水分を適切に吸収する役割を持っています。
しかし、ストレスや疲れによって大腸の動きをコントロールしている自律神経がパニックを起こすと、腸の動きが極端に早くなったり(=水分が吸収できず下痢になる)、逆にピタッと止まって痙攣(けいれん)を始めたりします(=便が詰まって便秘になる)。この腸の「暴走」こそが、下痢と便秘を繰り返す大きな原因です。

現代人に急増中!「過敏性腸症候群(IBS)」の症状チェック
お腹の検査(大腸カメラなど)をしても、粘膜には潰瘍や腫瘍といった目に見える異常がないのに、慢性的に下痢や便秘を繰り返す病気を「過敏性腸症候群(IBS)」と呼びます。以下の症状に心当たりはありませんか?
- 通勤・通学の電車や、大事な会議の前に急にお腹が痛くなり下痢をする
- 排便をすると、一時的に腹痛が和らぐ
- 常にお腹が張る、ガス(おなら)が頻繁に出て止まらない
- 常にコロコロとした硬い便しか出ず、その後に粘液のような下痢が出る
これらに該当する場合、腸の機能がメンタルの影響を受けている可能性が高く、食事や生活習慣の改善、および適切な内服薬による治療で症状を大きく和らげることができます。
「ただのストレス」と片付ける前に大腸カメラが必要な理由
「下痢と便秘を繰り返すのは、いつものストレスのせい」と思い込んでしまうのは危険です。なぜなら、IBSと非常に区別がつきにくい「隠れた病気」があるからです。
- 大腸がん: 腸の中に大きな腫瘍ができると、便の通り道が狭くなります。すると、硬い便は通れずに詰まり(便秘)、その隙間をぬって液状の便だけが溢れ出てくる(下痢)ため、一見すると「下痢と便秘を交互に繰り返している」ように感じられます。
- 潰瘍性大腸炎など: 腸の粘膜に慢性的な炎症や潰瘍ができる難病で、初期段階では下痢と便秘を繰り返すような便通異常として現れることがあります。
確かな診断とお腹の安心は、田園調布ステーションクリニックへ
長引く下痢と便秘の繰り返しやお腹が張るガスだまりの原因を突き止め、根本から治療するためには、大腸カメラで「腸の中に本当に病気がないか」を一度確認することが一番の近道です。 田園調布ステーションクリニックでは、日本消化器外科学会専門医・指導医の院長をはじめとするエキスパートが、優しく丁寧に大腸検査を行います(田園調布駅すぐ)。「いつもお腹の調子が悪くて外出が不安」という方は、我慢を続けず、ぜひ当院の消化器内科までご相談ください。

FAQ よくある質問
市販の整腸剤(乳酸菌など)で腸内環境を整えることで、症状が軽くなることはあります。しかし、IBSの治療には腸の過剰な動きを抑える薬や、便の硬さを調整する専門的な医療用の処方薬が効果的です。「市販薬を飲んでもぶり返す」という場合は、消化器内科へご相談ください。
脂っこい食事や激辛料理、アルコール、カフェインの過剰摂取は腸を刺激し、下痢や便秘の引き金になります。また、特定の特定の糖質(FODMAP)が腸で吸収されにくく、お腹の張りや便通異常を起こしているケースもあります。
この記事の監修医師

田園調布ステーションクリニック
院長 鈴木 直人
- 昭和大学医学部 卒業
- 日本消化器外科学会 専門医・指導医

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